進行を食い止める

この後縦靱帯骨化症の症状は進行具合も発症も人によって違います。症状の代表的なものはしびれや感覚麻痺などになりますが、初期症状の段階では気にしない人やまったく変化に気づかないような人もおります。しかし、この病気は放置しておくとそのまま悪化し、あっというまに歩けなくなってしまうことだってあります。
そこまで神経が圧迫されていれば、破損している可能性も高く、病気は治療されていてもしびれや痛みのような症状が残ったままになる可能性があります。

基本的に後縦靱帯骨化症の治療には保存療法が利用されます。悪化した場合は手術になりますが、即日手術というわけではなく、悪化させないように温存しておく治療がメインとなっています。場合によっては、骨になってしまった余計な部分を体が異物だと判断し、分解してリンパに乗せて流してくれることもあります。ですから、骨になった部分があれば即日手術で切開、というのが最善策というわけでもないのです。
この病気を発症するのはだいたい50歳以上の人となっており、体も若々しく元気とはいえない年齢です。ここで無茶をしてそのまま手術を続ければ、体にかかる負担も相当なものになりますし、その余波によって病状が悪化することだって考えられるのです。
ですから、メスを入れることを再優先で考えるのではなく、基本的に温存してできるかぎり安定した状態を長く続けられるようにということを考えて日々過ごす必要があります。